午後対策、まじめな話

いや、前エントリがふざけていたわけではない。

 

勝因の残り半分を話そう。

なりふり構わず合格への近道をいきたいのであればこちらの書籍がオススメである。

私はこの本を1週間かけてじっくり読み、頻出問題のポイントをおさえることができた。でる順に単元がまとめられており、なんなら出題回数の低い単元はバッサリ切られている。

ただしこの本にはプログラミング範囲は収録されていないので、プログラミングを習得していない方は別途参考書が必要となる。

 

この本はあくまで、試験合格に向け要領よく学習するためのアイテム。

言ってみれば合格のためのテクニック集である。

そのため、試験合格をゴールとせず、基本情報技術者試験で問われる知識をすみずみまで習得して自分のものとしたいのであれば、この本は残念ながらそういう意図で書かれていない。

 

私は受験するに至った動機が軽い思いつきだったため、当初は合格することがゴールであった。よって、短期間で首尾よく学習しようと画策した。

日ごろ自分の子供には、「試験直前に詰め込みで覚えても終了後すぐに忘れたら意味がないのだ。すべからく毎日の積み重ねで会得すべし」と講釈を垂れている張本人が、あまり威張れた姿勢ではなかった。

ところが、

勉強していくうちにじわじわとおもしろさを見いだし、さらに深く学びたいという意欲が芽生えてきた。

基本情報技術者をとったら上位試験も受けてみたい、そのまた上位もとりたい、とどんどん欲が出てくる。40代だろうがなんだろうが、何歳からだって勉強はできる。たのしい!

学びのよろこびとは元来こういうものであるということを思い出したのが、受験してよかったことのひとつである。

そして繰り返すが、どうせ勉強するなら試験前のその場しのぎで終わらせず血肉化したいのは言を俟たない。

 

試験合格の肩書きが欲しいのか

それとも

技術者としての知見を深めたいのか

これから受験される方は、どこに主眼を置いて受験するのか、あらためて考えてみるといいかもしれない。

まじめな話。

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